木はもともと高い断熱性能を持っています。外の気温を室内に伝えにくいから快適。例えばログハウスはこの性能を直に感じられるから別荘地で人気者。

木の柱に火をつけても徐々に焦げるだけ。中まで燃えるのにホントに時間がかかります。おまけに有害なガスも出ない。今は木材でも「耐火認定」が取得できるんです。

人が呼吸するように木も呼吸します。木の呼吸は空気中の湿気を吸ったり吐いたり、快適な湿度を保とうと作用します。目に見えないエアコンみたいです。

例えば世界のどこかでは「土」だけ、「木」だけ、「ワラや布」だけという家がありました。そんな家ばかりだったら、「シックハウス」という言葉は生まれなかったでしょう。天然木の家では「木」の呼吸作用でダニ・カビの発生が抑制されアトピー、喘息に効果的。もちろんホルムアルデヒドなんかとは、元々無縁なのです。

「木」は身近なところで本当にさまざまな形でその役割を果たします。しかも、長い期間、形を変えたりしながら生き続けることもあります。
例えば森林、木材、再利用材、燃料。灰になるまで働きます。しかも 私たちの暮らしにほんとに密接。天然の資源の中で「木」ほど人間と深く、親しい友人はいないでしょう。それは人と地球に優しいから。

「洋食より和食」、「海外より国内の旅」、「ホテルより旅館」。日頃そんな選択をしたことは結構あります。やっぱり日本人。 「暮らし」とか「家」のことが話題になると、「田舎暮らし」、「古民家風」、「隠れ家風」、「匠（たくみ）の技」とか「木の家」を思わせる言葉が出てくるようになりました。 自然そのものが少しでも感じられるところ、ホントはそんなところがくつろぎの場所だって憧れているんじゃないでしょうか。